2005年09月29日

愛しいファングへ

以前 少しだけ「ファング」の事を書きました。

ファングはウルフのドイツ・シェパードです。
プロの下、IPOの訓練をお父さんと一緒に 頑張っていました。
冬の雪の夜も 10:00過ぎまで河川敷で練習をしていました。
「お父さん 命」で お父さんの喜びが 自分の幸せの子でした。
ファングのお爺さんは IPOの世界大会で3年連続で優勝した犬
 「オリー」です。
尚更お父さんも熱が入り、 プロに言われた事
「奥さんが触ったら 家庭犬になってしまうので 触らないように。」
「トイレ散歩以外は バリケンに入れておいてください。
 閉じ込めてエネルギーを溜めて 訓練の時に集中して
 エネルギーを爆発させるようにしてください。」
信じ 守り頑張りました。
大阪まで行って プロ達の練習にも参加させてもらいました。
月1で世界大会のビデオを見ての 勉強会も開きました。

でも 「ロチェ(吠えろ)」でどうしも意識しすぎるのか
声が出ず 歯がカチカチ当たるだけでした。 
「これではIPOは無理ですね。」
訓練は中止です。
集中してエネルギーを爆発させる様教え込まれているファングは
エネルギーの 持って行き場が無くなり 
ただの「暴れ犬」になってしまいました。
プロからは何の支持もありませんでした。

お父さんと相談して
「ならば、アジリティーをさそう。」と
アジの訓練をしているプロの所を訪ねると 断られてしまいました。
ファングを受け入れると 「お客を横取りした」事に為るらしいです。
お父さんもファングも ノイローゼの様になってしまいました。

警察犬訓練学校の先生に相談すると
「IPOの訓練を途中でやめるなんて 最悪な犬にしかならない。
 まして「オリー」の神経質な血が入っているなんて。
 お宅が見捨てたら その子はセンターしか行く所は無いですよ。」
何とかしなくては、近所からも苦情がでてる。
お父さんが「センターに連れて行く。」と言い出しました。
「ファンをこんなにしてしまったのは 私たちなんだから待って。」
お父さんも私も 泣きました。
時間の許す限り 不動産屋を回り やっと今の家を見つけました。
その間にダックスのお産があり、私の父が脳梗塞で亡くなりました。

ファングの最後は あの子らしく 血を吐きながらの瀕死の状態にもかかわらず 
お父さんの仕事が終わるのを待ち、お父さんの腕の中で
息を引き取ったそうです。私は仕事で留守でした。

今思うと ファングはエネルギーでは無しに ストレスだけを溜めてたようです。
本当はIPOの訓練以外の時は ただの家庭犬で良かった事を 後から知りました。
私たちが勉強不足の為に プロの言葉をうのみにして 
ファングに随分と辛い思いをさせてしまいました。
シェパードは 内臓疾患の子が多いとは聞いていますが 
そうだったとしても ストレスが影響し寿命を縮めたのではと 思っています。4歳でした。
優しい子で 私が熱が出ているときの散歩は 私を支えるように歩いてくれました。
私が子犬の頃、内緒でウー君と遊ばせた事があったせいか 
ウー君にはいつでも子犬の様に じゃれついていました。
ただの家庭犬と暮らしていたら もっと穏やかに長く生きれたかも・・
ファングの命を縮めたのは 私たちです。

ごめんなさい ごめんなさい
あなたの事は 忘れない、忘れたくない。





ニックネーム ecolo at 16:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ファングちゃん残念だったね。
サニーやルナを見ていると、ただ一緒にいたいだけ、そう感じます。
でも、もう自分を責めないで。
いつか虹の橋で再会した時に今までの分も、いや、それ以上に一緒にいたら良いわ。
そうでしょう?
ファングちゃんはきっと待っていてくれるから。
Posted by ワンコのかあさん at 2005年09月29日 23:02
ワンコのかあさん、有難う。
私にとってもワンコは エコちゃんの様に
悪戯っ子でも、サン君の様に足が1本足りなくても
ウー君の様に重い病気を抱えていても
決して人に自慢できるような子で無くても良いのです。
ただ、ただそこに居て欲しい、側に居て欲しい
一緒にいたいだけなんです。

虹の橋で待ってくれてる子は 沢山います。
再開した時に「アンタ ダレ?」って言われないよう、
いつまでも「お母さん、大好き!」って言われるような 
生き方をしたいです。
Posted by エコちゃんの母 at 2005年09月30日 17:13
エコちゃんの母さん、こんばんは。
私も最初の2頭に対しては本当に後悔することばかり。個性を潰すような育て方をしてしまいました。どんなに謝っても謝りきれないと思っています。無知は罪だと痛感しました。それでも心底慕ってくれた彼らには感謝の気持ちで一杯です。彼らの分も、一生懸命に今の子たちを世界一幸せにしたいと思っています。後悔の涙は尽きないけど、でも、頑張りましょうね!きっと天国で見守ってくれていると思うし・・・
Posted by Jenny。 at 2005年09月30日 22:57
Jennyさん、 励ましのお言葉が もの凄く嬉しいです。
あの子達の事を 思うたびに
「あなたの仲間を一頭でも あなたの分まで
 幸せに出来る様に 頑張るね。」
って 心に誓うんです。
結局ペットロスから 抜出せていないのかも知れないけど
平気で 動物をセンターに放り込んだり、虐待したり、殺したり、そんな人達寄りは
ずーと幸せだと思っています。
Posted by エコちゃんの母 at 2005年10月01日 12:16
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