2005年10月01日

カンナ

今まで出会った犬の中で カンナは私の最良のパートナーでした。
レッドの小柄な シベリアン・ハスキーの女の子。
ブリーダーさんちで 売れ残っていた子でした。
「チビで線が細すぎて貧弱だから ペットショップでも取ってくれない。」
その子は 私の履いているスニーカーの紐を齧って 遊んでいました。
本当は 予約していた子を取りに伺ったのですが
ハスキーブームにも係わらず 行き先の無いこの子が不憫に思え
この子も一緒に 連れて帰ってしまいました。
予約していた子が「シン君」、この子が「カンナちゃん」です。
それからが 大変でした。
シンは 甘ったれで結構ドジ。
カンナは 元気いっぱいの悪戯っ子。
触る物を 片っ端から壊していきました。

(そうなんです。
 エコちゃんの悪戯は このカンナでしっかり経験していたのです。
 色んな面、エコちゃんとカンナは 似ています。)

この頃の我が家は 母子家庭だったけど 他にも柴犬の「子鉄」
シャムネコの「チャチャ」がいました。
シッチャカメッチャカだったけど 一番幸せな時期だったと思います。

夜、私のお酒の相手をしてくれたのも カンナでした。
日本酒を好み カンナが酔っ払った頃 猫がからかいにくるのです。
酔っ払って千鳥足になってるものだから ねこを追いかけたくても  
真っ直ぐ走れずあっちこっちぶつかり 最後は寝たフリしていました。

カンナは 柴犬の「子鉄」が教育係りだったので 
ハスキーの癖に よく番をしてくれました。
主人は私一人と 決めていたらしく
私が交通事故に遭い 世話をしてもらう為姉妹犬のいる友人宅に
預けたのですが 騒いで暴れて手がつけれませんでした。

カンナは 相手や状況をよく見ます。
私と娘には 散歩でも絶対服従で歩きます。
お婆ちゃんの時は 寄り添いかばい 顔を見上げながら歩きます。
息子の時は 引っ張り転がし 血だらけの息子を引きずりながら帰って来ます。
散歩の途中 友人に遇いおしゃべりが始まると 1時間でも2時間でも
足元で大人しく「伏せ」で待ってくれてました。
(教えた訳ではありません。)

11歳で病気で亡くなりましたが
晩年は大家族をまとめる 絶対的の「アルファ」でした。
娘は大きくなり一人暮らしをしていて 時々帰って来てました。
が、娘を知らない犬が「不審者」とばかりに吠え出し
つられ全部が吠え出すしまつ。
何をどうやっても 止まらない。
困り果ては私を見て カンナの一声。
「ウォン!」
これだけで ピッタと止まり、次回から娘が来た時は全員甘えた鼻声で
「フォ〜ン」
たいしたやつです。

カンナはプライドの高い子で あれほど私に忠実だったのに
お腹は見せませんでした。
ただ病気になって 亡くなる前日に 自分からお腹を見せました。
撫でてあげると 目を細め嬉しそうにしていました。
自分で虹の橋へ旅立たなくてはいけない事を 悟っていたのでしょう。
その時 私はカンナから沢山のメッセージを受け取りました。

誇り高く、愛情深く、本物の強さ、優しさ、厳しさを持っている子でした。

庭に 赤と黄色のカンナの花を植えました。
いつでも会えるようにと・・・ 





ニックネーム ecolo at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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